メモとともに

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山の神様、自然からの教え

Hiroは長年春になると
一人山奥で山菜採りをしているのですが
人のいない山奥で結構な確率で
不思議なことが起こったりします。


一番古い話をすると
小学生の時、夜帰宅途中
山の方で、飛行機のような金属音が
ものすごい速さで滑走しているような音が聞こえたことがあった。


その方角には、木々がたくさんあり
飛行機などが滑走する場所などもなく
車でさえそんな速度で走ることも不可能
個人的にはUFOの基地があるのではないかと思っていたが
現実的にはあり得ないことがあった。


またある時は、
その山の川のところで貝を採っていて
貝をバケツに入れて
たくさん採っていたのだが
いざ帰宅しようとすると
そのバケツが消えてなくなってしまったのだ。


あちこち探しても見つからず
誰もいないので盗まれるわけもなく


諦めて軽トラまで戻るとなんと
軽トラの荷台にそのバケツが転がっていたのだ。


何故、こんなところにバケツがあるのか
謎な上、さらに不思議なことに
バケツが空っぽで、しかも水気もなく乾燥していた。


水をたっぷり入れて、貝もたくさん入れていたわけなので
中身がなかったとしても濡れてるのが普通なわけで
どうすれば短期間で乾燥するのかも不思議だった。


もちろん近くにこぼれている形跡も
貝の痕跡も見当たらず
結局どこに消えたのか謎だった。


ちなみにその時に
もう一つ不思議というか、不気味なことがあった。


近くに何かの気配があり
その方角からものすごい大きな音で
バキッと枝が折れるような音が鳴り響いた。


しかも近くで何か所からも
威嚇されているようなすごい音が聞こえた。


それは動物ではなく
その姿形も見えなかった。


動物では鳴らないような
凄い音だった。


とにかく
威嚇しているような
警告しているような
恐ろしさを感じたため
即、逃げるように撤退したことがある。


またある時には、
一人山奥を歩いてると
やはり近くから見られてる気配がするのだが
姿形が見えず
ずっと等間隔でついてくる気配がする。


この現象は結構頻繁にあり
そのついてくるやつが機嫌が良い時は
歌声が聞こえたりする。


さらには、話声みたいのも
ぶつぶつ喋っているのが聞こえることもある。


ちなみにその場所は、
一切人間などいるわけのない
半径十数キロ内に民家などもない。


だから人間がいるわけがないのだ。


ちなみに、何故機嫌が良いとか分かるのかは
そういう時は、恐怖を感じず
こちらもいい気分に感じるような雰囲気のため。


ちなみにそういう時は、
山の危険・脅威もないので安心できる。


なので、
個人的には、山の妖精なのかなと
思っていたりする。


さらには、長時間山の中にいると
良い感じだったのに
急激に空気が変わったりすることもある。


そうなってくると
山がものすごく荒れはじめて
何とも言えぬ恐ろしい雰囲気になり
まるで、今すぐ去れと
危険を警告してくれてるような時もある。


そんな時は、素直に撤退するのだが、
あるとき、撤退した直後に
熊とすれ違ったことがあった。


また別の土地の湿原にて
山菜を採っていると、
約100mくらい先に熊がいる気配がして
熊もすでにこちらの気配に気づいており
警戒している雰囲気を感じ取った。


そうやって気配の探り合いをしていると
自然界のルール、暗黙の了解があることに気づいた。


ある一定の領域から
こちらに入ってくるなという


それさえ守っていれば
襲われることはないという。


そこに気づかず侵入すると
鹿も人間も食われるのだと。


鹿などの動物もそういうルールが
分かっているため
普段はむやみに襲われたりしないのだという。


そういうことを教えてもらった直後
熊はそのまま、こちらに来ることなく
走り去っていった。


こんな話をしていると
おいらも大分野生化しているなと思うが
自然の中にいると
このような不思議なことが
結構ちょくちょく起こるし、


自然から教わることも
たくさんある。


鹿からも良い山菜の場所を
何度も教えてもらっている。


ちなみにそんな山には
それぞれ主がいて
山の神様と呼ばれる
ご神木みたいなものがあったりする。


自分が知ってる山には
全て山の神様がいる。


今、現在は廃れてしまっているのだろうが


かつて、おそらく50年くらい前までは
地元の人々も山の神様を大切に祀っていた。


この木も山の神様で
今は誰も管理していないが
昔は大切にされていたようで
下の方に朽ち果てた鳥居がある。


軽く100年は越えているが
思えば、この木の近くで
結構不思議なことがあった。


ちなみに色んな山の主を見てきたが
それぞれ性質と性格が違うので、
興味深い。


今日は、山の中の不思議な話。
そして日本人が忘れてしまった伝統の話を
ちょこっとしてみました。


数日前に、山菜採りをしていて
大きな木の中から変な音がしていたため
色んなことを思い出したので
語ってみました。


Hiro